息子が2歳半の時から西村ファミリーと友人関係でした。
息子は、源くんやアンナさんにとてもなついていて、二人の子ども達ともとても仲良くなり、毎日遊んでいました。
息子は一見、人見知りもなく、何処でも誰とでも仲良くできるようにみえるのですが、とても慎重で、すごく小心者で、新しいことや初めての場所にとても抵抗を感じるタイプで、私から全く離れず、ずっと抱っこしていることが、ほとんどでした。
ですが、西村ファミリーと出逢い、少しずつ行動力がつきはじめ、自分の考えもちゃんと言えるようになってきて、毎日楽しそうに遊んでいました。
そんな中、西村夫妻が『子ども達のためにフリースクールをやりたい』と言い、私はその時に初めて、フリースクールというシステムを知りました。
話を聞いてみて、色々不安もありましたが、二人がキラキラした目で楽しそうに子ども達の将来のことを話し合っているところがとても印象に残り、私は息子の将来のことを二人ほど真剣に考えていなかったことに気付き、それから色々と考え、私達夫婦も色々話し合い、息子の将来を真剣に考えました。
本当は普通の幼稚園に入れる手続きもして内定をもらったと同時くらいに、まめの木を開校することを聞きました。
4歳になった息子に気持ちを聞いてみたら、行ってみたいと言ったし、私も何か力になりたいと思ったので、まめの木に行くことになりました。
訳あって、まめの木が始まり1ヶ月遅れで息子がまめの木に行き始めました。
まだそのシステムを理解しきれていなかった息子はとてもびっくりしていました。『知らない子ども達がいつも遊びに行っている友達の家で、いっぱい遊んでる。いつも遊んでいるオモチャで、知らない子が楽しそうに遊んでいる。そして、お母さんは帰ろうとしている。嫌だ。』
一気に不安になったのだと思います。それから息子は毎日毎朝泣き叫びながら『まめの木に行きたくない』と泣き叫んでいました。2歳の息子に戻ったみたいでした。
自分の子どもにどう対応したらいいか、悩みました。時には感情的になって、息子が泣いていることに腹立つこともありました。
毎日毎日泣き叫ぶ息子にイライラが続いていた私は心に余裕がありませんでした。
そんな時に、源くんやアンナさん、その他まめの木に通っている親御さん達の子ども達に対する言葉づかいや行動が、本当に勉強になりました。
ついつい駄目なことを駄目と言ってしまったり、危ないことを危ない!
と、言うのではなく、何故駄目なのか、危ないのかを丁寧に話している大人達を見ていて、私はちゃんと息子の気持ちを聞いていなかったし、私の気持ちも伝えれてなかったことに気づきました。
時間をかけて、まめの木のことについて話していこうと思いました。
朝家で泣き止むまで待って10時・11時に行くこともあれば、泣きながら連れて行き息子が勝手に遊び始めるまでまめの木で様子をみてみたりとか。
それでも駄目で連れて帰ったりとか。
毎日、自分の気持ちと息子の気持ちと葛藤していました。でも努力は実るもので、続けていけば、本当につい最近になってですが、泣き叫ぶこともなくなり、楽しんでまめの木に行くようになっていました。
現在5才になった息子。
この1年で大きく成長できました。
周りの子達が好きな時に好きなことをしている姿をみて、やっていること話していること全てが、息子にとって自信に繋がることがたくさんある場所なのだと思います。
そして、息子ほどではないですが、私自身も少し変われた気がします。
前よりも少しは冷静考え、言動できるようになってきたと思えています。
まめの木が始まり1年。
子ども達だけの『まめの木』ではなく、大人(親)達の『まめの木』でもある素敵な場所。
子ども達と一緒に大人も楽しく学べる場所。
2年目も3年目も、この先もずっと成長し続ける私達『まめの木』でありたいと願っています。
投稿者 :西村 源