まめの木に通うようになってから、娘も私も、大きく変わってきている所です。
娘は、大人に囲まれて育ったせいか、ちょっと冷めた様な所があって、先に頭で考えて、やめてしまうような慎重な性格でした。
いつも学校が楽しくないと言っていて、それなら楽しめる習い事を探してみようと言っても、これ以上誰かに教わったり命令されるのは嫌だから、習い事は絶対にしたくないと言っていました。
何歳まで学校に通わないかんの?とよく聞かれ、中学校までが義務教育だと知ると、中学校までしか行かないし、部活もしないと宣言していました。
まだ小4なのに、無気力になっているのを心配していたのですが、まめの木に出会って、こんな学校があるんだと驚いて、目を輝かせて、行きたい!と言い出しました。私たちを説得するために頭を巡らせ、電気もガスも水道もない山の別荘に住めば通えるじゃないかと言い出し、正直えらいことになってしまったと思いました。
でも、そんなに強く自分のしたい事を訴えてきたのは久しぶりで、少し嬉しくもありました。
まめの木に通いだしてからは、テレビも冷蔵庫もない一転した暮らしに文句一つ言わず、毎日楽しくて仕方ないって感じでした。
明るく無邪気に遊び、やりたいことを大きな声で、やりたい!と言うようになりました。
家に帰ってきても、お手伝いをお願いしたら、今までは嫌々やっていたのに、素直にやってくれるようになりました。
その反面、私の方が環境の変化に追いつかず、全く勉強をしていないことを不安に思っていました。
娘に勉強の話をすると嫌な顔しかしないので、不安な思いを娘にぶつけてしまい、これは本当によくないことをしてしまったと落ち込んだりしました。
旦那と話して気づいたのですが、私自身、子育てについて何が正解かわかっていないのに、今まで無意識のうちにつちかわれてきた自分の中の常識のようなものに縛られていることに気付いて、そこから生まれてくる不安を、娘にも背負わせようとしてることに、気付きました。
そこから、私自身がやっと変わって、今は娘が伸び伸びと色んなことをしようとしているのを見守り、サポートしていくことが楽しくて仕方ありません。
どんどん素直になっていく娘が愛おしいです。
いっぱい大変な思いをしながら、こんな環境を提供してくれている、まめの木の源さんとアンナさんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
子どものことも親のことも気遣ってくれて、いつも本当にありがとう。
微力ですが、私も何か力になれることはないかと思っています。これからも、よろしくお願いいたします。
投稿者 :西村 源