保護者の方に一年を振り返るメッセージをいただきました。
たくさんの方々に支えられ、その方達と共に、
この場所に大きな夢を抱けていることを嬉しく思います。
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長男が5歳を迎えた一昨年の夏、1歳半から通っているシュタイナー里山保育を卒園した後、この子にはどんな教育が向いているのか夫婦で話す機会が増えていました。
私が子どもの頃は、学校へ行って机に向かい勉強するのが当たり前で選択肢などありませんでしたが、自分の子どもには、特に小学生の年齢は、自由にのびのびやりたい事をして欲しいと願っていたので、フリースクールという選択肢に飛びつきました。
でも、通える距離にはありませんし、経済的に通える学費ではありませんでした。だったら作っちゃえ!!と学校を設立することに力を入れようとしていた矢先、まめの木の存在を知りました。まめの木主宰の源さんにお話を聞くと、私たちと同じ想いで学校を作ろうとされていました。
息子もまめの木オープン前に数回遊びに行き、通いたい!と生き生きしていたこともあって、すぐにまめの木を作るお手伝いをしたい!という思いになりました。昨年4月にオープンしてから、週に2、3日ペースで通うようになり、息子はのびのび成長しました。
写真で見ても顔つきが変わっていることがわかるほど!今まで感情を言葉で表現できず、すぐに手が出てしまう、物に当たる、輪に入れず1人で遊ぶということが少しづつ和らいでいき、家でも自分の気持ち、意見を整理して伝えることができるようになってきました。何より、本当に楽しそうな笑顔の息子を見ることが嬉しく思います。
オープンしたこの1年は、子どもも大人も当然何もかもが初めてで、子どもたちが作った学校の歴史がない1年だったので想像より子ども主体の企画が少なく感じていましたが、子どもが企画したことに、大人がどれだけ子どもを信頼して手を出さないのか、子どもにどれだけ責任をもたせるのか、、、。沢山のことにぶつかり、話し合い、大人と子どもの距離感や、信頼関係を模索することができました。これは、すでに完成されている学校では経験できないことで、その時期に関わることができて良かったと思っています。
まめの木では、子どもだけでなく関わる大人も、デモクラティックに何でも話し合い、生き生きしています。私もその1人で、ソーイング部を作りママさん達ともんぺを縫ったり、まめの木のカフェスペース作りを廃材を使ってDIYするなど、息子に負けず楽しんでいます。
息子もこの1年で成長しましたが、親の私たち夫婦も沢山、発見があり、成長しました。 まめの木との出会いは家族にとって大きな転機になっています。
今後のことも考え、篠山への移住も検討しています。
これからのまめの木生活が本当にワクワク、楽しみです。
投稿者 :西村 源